診断・検査


□乳癌のスクリーニング検査□
GE社の Invenia ABUS を導入しています。
外部リンク>■GE社のサイト

マンモグラフィ(乳房X線撮影)に比べ、圧迫が少なく、痛みが軽減されています。
また従来の超音波検査・マンモグラフィに比べ、10〜15分と、短時間で検査が終わります。
当院では女性スタッフのみがABUSでの検査を行います。
「痛い」「時間がない」「恥ずかしい」といった理由で乳がん検診の受診率は低いそうです。
Invenia ABUS はこれらの問題に取り組んだ検査機器です。
あくまでスクリーニング検査ですので、精密検査が必要である場合は
高次医療機関・専門医へご紹介しております。

□睡眠時無呼吸症候群□
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の簡易検査を行っています。
イビキがひどい、就寝時に息が止まっているといった症状の方に行っています。
スタッフに検査希望をお申し出ください。
当院で機械を受け取り、操作方法をご説明します。
ご自宅へ持ち帰り、御自身でセットして就寝していただきます。
翌日当院へ機械を返却していただきます。フクダ電子へデータを提出し、解析します。
検査結果が軽症・中等症であれば、正確な診断が必要となりますので、
近隣の基幹病院へ入院の上、精密検査を行っていただきます。
重症であれば、入院・追加検査は不要で、当院でCPAP処方を行っています。

□骨粗鬆症(こつそしょうしょう)□
当院では手の骨のレントゲン写真を用いて骨塩定量検査が行えます。
□外部リンク→ 富士フィルムの骨塩定量測定の説明
骨粗鬆症治療の際には、内服薬の他にも
注射薬であるボンビバ・テリボン・プラリアも常時対応可能です。


□糖尿病□
糖尿病診断・加療の評価の血液検査には血糖値・HbA1Cの他にも
1,5AGやグリコアルブミンといった検査も用いています。
食餌療法については低炭水化物食(糖質制限食)・ケトン食などについて、
科学的根拠に基づいた検証をしております。
HbA1cは院内での迅速検査も可能です。
写真はアークレイ社の「The Lab 001」です。
□外部リンク: 低炭水化物ダイエットのナゾ

□高血圧・心不全・慢性腎臓病□

減塩し食塩摂取量7g/日以下を達成して、
薬に頼らず高血圧・心不全・浮腫を克服された患者さんもいらっしゃいます。
また服薬で高血圧を治療しつつ、減塩食で薬剤数を減らしたり、中止されている患者さんもいらっしゃいます。
食塩の一日摂取量は、随時尿(スポット尿)で検査できます。
予約や準備は不要です。ご相談ください。

慢性腎臓病の評価には、一般的にクレアチニンを用います。
年齢・性別から一分間あたりに腎臓が濾過する血液量
eGFRを算出します。
eGFRの正確な算出・評価にはシスタチンCをお勧めしています。
慢性腎臓病には酸化ストレスを減らす治療をお勧めしています。

腎血管性高血圧や原発性アルドステロン症の検査も対応可能です。
アルドステロン・レニン比(ARR)で精査の必要性を判断します。
ARR高値の方の精査・治療は基幹病院へご紹介しています。


◎検査機器の詳細◎


#1. 乳房用超音波画像診断装置 Invenia ABUS
GE社の Invenia ABUS という乳房の超音波診断機器です。
スクリーニング検査を目的としています。
10〜15分で検査は終了します。検査は女性スタッフのみが担当します。
マンモグラフィよりも圧迫が軽減されています。
外部リンク>■YouTubeでの英語での紹介

#2. 心電図
心電計にはフクダ電子のFCP-8221を導入しています。

□外部リンク→
フクダ電子での説明
不整脈、狭心症、心筋梗塞の検査です。食餌に関係なく、随時検査できます。
24時間心電図や3週間継続して測定する植え込み心電図などは
基幹病院で受けていただいています。ご相談ください。

#3. 腹部エコー、頸動脈エコー、甲状腺エコー
GE社の Logiq P9を導入しています。
超音波を用いた体の断面図を撮影する機器です。

肝臓癌、胆のうポリープ、腹部大動脈瘤、水腎症、胆のう結石、尿路結石などを診断します。
頸動脈の動脈硬化や甲状腺の超音波診断は、食事に関係なく随時対応可能です。

#4. 上部消化管内視鏡検査
富士フィルムの内視鏡システム、レザリオの経鼻内視鏡システムを導入しています。

□外部リンク→富士フィルムのホームページ
また当院では胃の観察においては1.5% 酢酸散布、酢酸加インジゴカルミン(AIM)散布を全例施行しております。
□外部リンク→杏林製薬でのQandA
食道でのルゴール液散布ご希望の方はお申し出ください。
ヘリコバクター・ピロリ感染の診断は、内視鏡検査の際に胃液を採取し、PCR検査を行っています。

#5. 感染症迅速診断
新型コロナ・インフルエンザ・マイコプラズマの迅速診断機器として、富士フィルムのImmuno AG1 を導入しています。
目視よりも感度が良好になっております。ただし検査時間は15分かかります。
マイコプラズマ検査キットは取り寄せになります。前もってご相談ください。

富士フィルムのホームページ

#6. 検尿
三和科学研究所のU-テストビジュアルをビジュアルリーダーIIで判定しています。
目視だと個人差が出ますが、機械判定だと安定しています。

三和化学研究所ビジュアルリーダー
ビジュアルリーダーIIへ更新しました。

#7. 睡眠時無呼吸症候群
フクダ電子の睡眠時無呼吸症候群を検査する機械で、簡易検査を行っています。
簡易検査ですので、無し、軽症、中等症、重症と判別します。
重症であれば当院で治療を開始できます。
軽症・中等症の場合には紹介先へ入院の上精密検査を行い、治療の必要性を正確に判断します。

#8. レントゲン写真
胸部単純レントゲン写真、腹部単純レントゲン写真、骨塩定量を富士フィルムのCalneo Smart S47で行っています。
フルデジタル処理で、データはすべてCD-R, DVD-Rでお渡しすることができます。
□外部リンク→富士フィルムでの説明
また 胸部レントゲン経時差分処理システムを採用しております。


□急を要する場合・緊急時
緊急時やCT, MRI, 心臓カテーテル検査など高次医療、専門的診療・検査が必要な時には、
遠賀中間医師会立おんが病院
JCHO九州病院
製鉄記念八幡病院
新水巻病院、JR九州病院などとの連携体制をとっています。


*狭心症の精密検査は、冠動脈CTや負荷心電図、心筋シンチグラムですが、これらは基幹病院へご紹介しています。

*MRIによるDWIBS撮影やMRCP, MRA は、おんが病院へご紹介しています。
DWIBS撮影については外部リンク→ DWIBSの解説


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